ドミニック・ローホーさんの『シンプルを極める』(幻冬舎)を買って以来、折にふれて何度も読み返しています。
最近本はほとんど買わないし、何度も同じ本を読むことじたい、今までの自分にはなかった行動です。
最初は、モノを減らすためのきっかけづくりとして読みました。本の内容も、そういう風に理解しました。
何度も読むうちに、最初ただ目で追って読んだ文章の意味が、だんだんと自分の身に迫ってくるようになりました。シンプルに、身軽に、自分というものもぬぎすてて生きる。なんて難しいんだろうか。
今の私には、これは完全に哲学書です。「お片づけ本」の類ではなく、精神をどう保つか・どうシンプルに生きるかを説く生活道徳の本として読んでいます。
禅の影響が強く、また訳もすっきりとはいかないですが、それをあまりあって訴えるものが強い本です。
確かに、シンプルでいようとすると、だんだんと思考そのものが変わってきます。
・あれが欲しい、これが欲しいという無闇な物欲がなくなった
・仕事があってありがたいと思うようになった
・でも仕事が明日からなくても別に平気だと思うようになった
・なにかをうらやましいと思うことがなくなった
・買い物じたいを楽しむということがなくなった
細かいところをあげればキリがないのですが、本当にここ数年でかなり変わりつつあります。人間って、30歳過ぎてもまだ成長できるんだと感じてうれしくなりました。
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