アルバイトそのものは楽しいのですが、ひとつ嫌だったのはタダで配る景品目当てに、毎月毎月もらいに来る常連さんが来ることでした…(みんなが嫌がっていた)。
100円ショップで売っているようなもの目当てに毎月よく来るなと思うのですが、たまに高額商品があたることもあるので、元手がかからずラッキーくらいなのかもしれません。
タダでもらえるものは何でも根こそぎもっていくという感じでした。
この常連さんたちは、みるからに生活に困っていそうな人もいましたが、高い車に乗っているなど、必ずしもお金に困っていない人のほうが多い印象でした。
でも、そういう常連さんの共通点ってあるんです。
普通に家を見学しにきた家族と違って、目つきが違うんです。普通の人がぽわーんとした感じなのに対して、ギラギラしています。比べるとはっきりわかります。景品を渡すとそそくさとさっていきます。
…これ、すっっっごくみっとないです。たぶん自分たちが想像している以上に、その姿はたいへん醜いです。
私はこのバイトをしてから、タダで配っているものを欲しいと思わなくなりました。周りの子も同じようなことを言っていたし、そこにくるイベント会社のお兄さんも、タダで配る仕事をして、同じように思ったそうです。
自分が購入を検討しているもののサンプルをもらうとか、そういうケースは別にいいと思うんですが…。
住宅展示場の場合、メーカーがお金を出していますが、こうした人々については「100円程度の品で来てくれるエキストラ」と考えているそうです…閑散とした展示場のほうがよくないとかで。枯れ木も山の賑わいっていうんですかね。
じゃあ常連さんは得してばっかりなんでしょうか?
私はあるときから、この人たちはタダで自分の品性を売っているんだなあと思うようになりました。
この品性って、上品とか下品とかそういう以前の、人が最低限もっているはずの慎ましさみたいなものです。 そして、この品性のなさは、本人の気づかないうちに、おそらくありとあらゆる場で発揮されていると思います。
こういう人を、他の人は引き立てたいと思うでしょうか。めぐりめぐって、こういう人たちは損をしているんじゃないかなと思います。
モノを増やさないという観点からも、なんでももらうのはよくないですけども、私がもらわない一番の動機はこういった経験によるものです。
お読みくださりありがとうございます。
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